2023年は卯年ですね!今年ペットを迎えるならば、うさぎを・・・と考える方も多いかもしれません。うさぎは愛らしい見た目と、おとなしい性格なので人気の動物です。
ですがペットを飼うと言うことは、その命に責任を持ち最後まで一緒に暮らしていくという覚悟が必要です。可愛いというだけで計画をたてず衝動的に迎えてしまうと、様々な理由で手放さなくてはならなくなった・・・など、悲しい結果を招くかもしれません。
この記事ではうさぎを迎える前にぜひ考えて欲しい事と必要な準備についてお伝えします。素敵なペットライフの参考になれば幸いです。
【うさぎを飼う前に】考えよう!
情報を集める
すでにうさぎを飼っている、または過去に飼った経験があれば問題はありません。ですが初めて飼うのであれば、情報を集める必要があります。パソコンやスマホがあればネット検索でたくさんの情報が出てきます。また、本屋さんに行けば最新の飼育書を購入することができます。
周りにうさぎを飼育している知り合いがいれば、実際の飼育環境を見せてもらうと参考になります。その際には、うさぎを飼って良かった事と困った事の両方の内容を聞きましょう。その他、入手先を決めている場合(ペットショップやブリーダー)はそこから情報を入手するのも良いでしょう。
住環境について考える
うさぎを飼う上で住んでいる環境はとても重要です。大きなゲージを必要としますし、自由に遊べる空間も必要です。床から50〜60センチほどジャンプしますし、幅は約1メートルほど必要です。元気にジャンプする姿が可愛い動物ですから、十分な広さを確保しましょう。
うさぎの鳴き声でトラブルになることは少ないですが、集合住宅(マンション)場合には足音に気をつけましょう。50〜60センチの高さから着地した場合、下の階に音が響く可能性もあります。防音タイプのカーペットを敷くなど、ご近所さんトラブルになる前に対策を考えましょう。
家族全員の同意を確認する
現代の家族構成は様々ですが全員の同意を確認しましょう。子供や高齢者がいる場合は、精神的・肉体的に負担を感じることがないか、アレルギーの有無のかくにんも必要です。皆が同じ気持ちで接したり世話をすると愛情が伝わり、益々可愛さが増してきます。平均8年と言われているうさぎの寿命を大切に過ごしましょう。
費用を考える
うさぎを迎える時の初期費用は入手先によって変わります。数千円〜数万円、ときには10万円を超える場合もあります。また、迎えた後は餌・消耗品・光熱費・爪切りや健康診断、病気になれば治療費もかかります。予定通りにはいかないのが生き物です。できれば予備のお金を準備しておくのが望ましいところです。
入手先を決めよう
うさぎの専門店やペットショップ、動物保護施設、ブリーダーなどから入手することができます。
- 専門店:品種や大きさ、年齢など様々な種類のうさぎが売られています。スタッフのサポートも充実しています。
- ペットショップ:最近はペットショップでもうさぎを置いている店が増えました。
- 動物保護施設:保護されているうさぎを家族に迎えることができます。譲渡の際に色々と決まりがあります。
- ブリーダー:ブリーダーは特定の品種のうさぎを品質評価してブリードする専門家です。価格が高い傾向があります。
入手前に会いに行ける場合は、必要な環境や費用などを質問して把握しておきましょう。また、うさぎの健康状態や性格などについても質問したり調べておきましょう。しっかり準備して元気なうさぎを迎えましょう。
【うさぎを飼う前に】迎える準備をしよう!
うさぎを迎える事を決めたら、次に必要な物を揃えましょう。
ケージ
うさぎは警戒心が強いので、自分の安心できる場所として使えるハウスを設置することが必要です。ケージのサイズは、うさぎの大きさに合わせて選ぶ必要があります。一般的には、うさぎが立ち上がって足を伸ばすことができる程度の高さが必要で、体を伸ばして寝転がることができる程度の広さが必要です。
ケージの床には、うさぎの足を守るために柔らかい素材のマットや、すのこを敷いてあげましょう。足のケガの予防になりますし、不快感の軽減にもなります。
ケージ内には、食器や水飲み器、トイレ、おもちゃ、寝床などを設置することができます。ケージ内の清潔を保つために、トイレボックスやケージ内の食器・水飲み器などを定期的に洗浄し、うさぎに快適な環境を提供することが大切です。
トイレボックス
うさぎ専用のトイレボックスを用意し、ケージ内に配置します。うさぎは同じ場所に排泄する習性があるので、次からはたいていその場所で排泄をします。たいていというのは、何かに気を取られて失敗したり、はみ出したりすることもあるからです。また、マーキングのためにトイレ以外でおしっこをすることもあります。
トイレの形には、三角形や四角形があります。初めて飼うときは、どれがいいのかわからないですよね。入手時に尋ねてみる、または飼い主さんの好みで選ぶのも良いでしょう。トイレにはシートや砂を敷いて使いますが、両方を合わせて使っている場合もあります。いずれにせよ、定期的に掃除して常に清潔な状態を保ちましょう。排泄物を除去し、トイレボックスに尿石をつけないようにします。
うさぎがトイレボックスに慣れた場合でも、場所を変更すると戸惑うことがあります。場所を変更する必要がある場合には、徐々に移動して、うさぎに慣れさせるようにしましょう。トイレをしっかりと覚えてくれると、うさぎとの生活を快適に過ごすことができます。
フード・器
うさぎは、完全な草食動物です。 主食は牧草で、うさぎが必要とする食物繊維を豊富に含んでいます。消化を促進するために、1日の食事量の80%以上を占めるようにします。牧草の他にペレットフード(ラビットフード)と呼ばれる固形の栄養補助食と乾燥、又は生の野菜や果物等のおやつを適量与えます。
うさぎは果物も好んで食べます。ただし、果糖が多く含まれるため、過剰に与えると太る原因となる可能性があります。果物は、週に1~2回のみ、少量与えるようにしましょう。
うさぎの食器については色々な素材の物がありますので、以下がそれぞれの特徴になります。
- 陶器製
餌入れは重さがあり安定しているので、食べているときにずれたり、ひっくり返ったりすることが少なく安心です。 - プラスチック製
軽くて扱いやすい。かじり癖がある子は違う素材にしましょう。 - 木製
うさぎが噛んでも安心な材質です。ただし、かじって壊してしまうことが多いので、定期的に交換するのが前提です。 - ステンレス製
丈夫な素材ですが、フードを食べているときの音が気になるという声もあります。
フードと一緒にたっぷりの水も用意してあげましょう。
おもちゃ
うさぎのおもちゃは、ストレス解消や運動不足の解消に役立ちます。おもちゃを選ぶ際には、うさぎが噛んで食べても安全な素材で作られたものを選ぶようにしましょう。また、おもちゃは定期的に洗浄し、清潔に保つようにします。以下は、うさぎに適したおもちゃの種類についての詳細です。
- 木製のおもちゃ: 木製のおもちゃは、うさぎがかじることができ、歯や爪の手入れに役立ちます。木製のおもちゃは、うさぎにとって安全な素材で作られたものを選ぶようにしましょう。
- ボール: ボールは、うさぎに運動不足解消の助けとなるおもちゃです。うさぎがボールを追いかけたり、転がしたりすることで、運動不足を解消することができます。
- トンネル: トンネルは、うさぎが隠れたり、通り抜けたりするのに適したおもちゃです。うさぎは、トンネルを通ることで、ストレスを軽減することができます。
- ピール: ピールは、野菜や果物を入れたり、ヘイを詰めたりすることができるおもちゃです。うさぎがピールから食べ物を取り出すことで、運動不足を解消することができます。
まとめ
ここまで読みおえたら準備は万端です!
うさぎをお迎えして楽しいペットライフをお送りください。そしていつの日か、うさぎがお月様に帰る時がきます。それまでの時間、愛情たっぷりで幸せにしてあげて下さい。
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